RSウィルス感染症の予防接種ってできるの?費用や副作用について

RSウィルスの特徴は、感染力がとても強いということです。
咳やくしゃみからの飛沫感染の他に、ウィルスが付いたおもちゃなどを触ることによって接触感染もするのです。

赤ちゃんや小さい子供が感染すると重症化しやすく、ひどい咳が続いて入院治療となることもあります。

予防接種によってRSウィルスの感染を防ぐことはできるのでしょうか?
RSウィルスの予防接種についてお伝えします。

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予防接種はできるの?やりたい場合の申請方法

RSウィルスに対する特効薬はありません。
免疫が持続しにくいため、ワクチンの開発は困難だと言われています。
そのため、本来の意味のRSウィルスの予防接種はありません。

ただ、RSウィルスに感染しないためのワクチンではなく、重症化を防ぐための注射薬は開発されています。一般的にはこの注射薬が、RSウィルスの予防接種といわれています。

その名前は、抗RSウィルスヒト化モノクローナル抗体といい、薬品名をパリビズマブ、商品名はシナジスです。

遺伝子組み換えによって作られた抗体で、この抗体がRSウィルスの表面にある抗原に結合することで、人間の細胞へのウィルスの侵入を防ぐのです。

この注射薬は大変高価なため、摂取できるRSウィルスの流行期間中、1ヶ月に1回、筋肉注射を続けます。流行が始まる秋のはじめから、春にかけて6ヶ月ほど継続して注射を行う病院が多いようです。

このシナジスは、高価な薬であるため、保険適用になる対象児が定められています。
その対象となるのは、先天性の心臓疾患があったり、呼吸器系の異常がある、遺伝子異常がある、早産や未熟児で生まれた乳幼児となっています。

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繰り返しますが、RSウィルスの感染を防ぐためのものではなく、あくまでも重症化しにくくするための薬となります。予防接種ではないので、ほかの予防接種とのスケジュールの調整は必要ありません。

副作用で気をつけることはある?

アナフィラキシーとは、一種のショック症状で、チアノーゼ、血圧低下、呼吸こんなに、頻脈、喘鳴等が現れる急性アレルギー反応です。

この症状が出ないか確認するために、注射後は30分ほど院内で安静にして過ごします。

2006年の時点では、RSウィルス感染による重症化を防ぐ薬であるシナジスの注射後にアナフィラキシーの症状が出た例は世界で3例だそうです。

ほかの一般的な予防接種でも、副反応としてこのアナフィラキシー症状がが出る可能性はありますが、それら予防接種に比べて、シナジスの副作用はほとんどないとも言われています。

2006年の時点で、アナフィラキシー症状が出たのは世界に3例だとのことです。

費用はどのくらいかかる?

シナジスの問題は、大変高額なことです。
体重によって使用する薬の量が違うので、費用は個人個人で違いますが、
50mgで約8万円です。
ちなみに体重1kgにつき、15mgの投与となります。
これを約6ヶ月注射するのですから、総額はものすごいことになるでしょう。

乳幼児の場合は医療費の助成がありますから、保険適用の対象であれば、上記の費用も負担してもらうことができます。
ただし、先に挙げた保険適用の対象に入っていなければ、金銭的に投与が難しいと思われます。

まとめ

赤ちゃんや子供が感染すると重篤な呼吸器症状が出やすいRSウィルスの感染を防ぐワクチンは現時点では存在しないということがわかりました。

症状への抵抗力を強めるシナジスの注射がありますが、保険の対象に入っていると、病院から案内が来ることもあるようです。

保険の対象とならないのであれば、ほとんどの子供は、自己治癒力で回復するしかないわけですね。

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