雨の日に自動車を運転する際に、
ワイパーを動かしてもフロントガラスに油膜が付いるために、
「視界が悪くてイライラする」「神経を使って疲れる」
「障害物にぶつかりそうになった」「実際にぶつけてしまった」
と言った経験をお持ちの方は多いと思います。
そこで今回は自動車のフロントガラスに付いた油膜の落とし方
についてまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
フロントガラスに付いた油膜を取る方法
※応急処置的方法
1)ウーロン茶
飲みかけのウーロン茶をきれいな雑巾に染み込ませて
フロントガラスを擦ると、軽い油膜は落ちると言われています。
2)新聞紙
軽く濡らした新聞紙でフロントガラスを擦ると、
新聞紙に付いているインクで油膜などの汚れを落とす
効果があると言われています。
3)市販の油膜除去スプレーを使う
カー用品店やホームセンターなどで販売されている
油膜除去用のスプレーを使う事で、軽い油膜汚れは
除去する事ができます。
しかし、効果は一時的な事が多く、
しばらくすると再び油膜が付着する場合が多いので、
こまめに使う必要があります。
※以上のやり方は、あくまでも応急処置的なやり方ですので、
油膜の付き具合によっては油膜除去効果が得られない場合も
あります。
あくまでも緊急時の知識として、頭の片隅に記憶する程度で
良いと思います。
※洗車時にしっかり処理する場合
1)台所用の中性洗剤を使う
食器の油汚れを落とす目的で作られた台所用洗剤を、
汚れに合わせて薄めてフロントガラスに使う事で、
油膜を落とす事ができます。
ただし、洗剤分が残っていると、フロントガラス周りの
ゴムやプラスチックなどのパーツを痛める恐れがありますから、
洗剤分をしっかりと洗い落とすようにして下さい。
2)自動車用ガラス専用のケミカル洗浄剤を使う
このやり方が最も油膜除去には効果的な方法ですが、
緊急的な油膜の除去には向いていませんので、
前もって作業しておかなければならない方法です。
*画像クリックで通販サイトへ移動します
*広告文
30年以上前から販売し、油膜取りの代名詞「キイロビン」!
キイロビンは、
降雨時の視界不良の原因となるガラスのギラツキや油膜・被膜を
確実に除去し、安全なドライブをサポートする商品です。
2)ソフト99 ガラコ コンパウンド
*画像クリックで通販サイトへ移動します
*広告文
小さく硬い研磨粒子と大きく柔らかい研磨粒子のダブル効果で、
頑固な油膜や強力なフッ素コーティング被膜もカンタンに
クリーニングできます。
液ボトルと塗り具が一体化していますので、
面倒な油膜消しも軽く塗りこむだけで完了します。
ガラスコーティング剤の下地処理としても大変便利。
3)エバーグレイス ブリリアントグラス(ガラス用油膜除去剤)
厳選された特殊研磨剤(酸化セリウム)を配合した
ガラス研磨クリーナーで、簡単に素早く、
しつこい水垢や油膜を除去できます。
実際に油膜を取る様子の動画をご紹介しますね。
これくらいの時間があればできちゃうのだから便利。
とってもわかりやすいですね。
いくらフロントワイパーをかけても窓のギラギラが取れない、夜が見えにくくて困る
という場合は、一度こういったものを使って取り除いてあげると良いですね。
ぜひやってみてください。
フロントガラスの油膜取りを スタンドや業者でやってもらった場合の値段は?
※ガソリンスタンド
1000円から1500円くらい(税別)
最近のガソリンスタンドはセルフ給油のスタンドが増えて、
従業員が少ないために細かいサービスを実施していないスタンドも
多いようですが、概ね安いところで約1000円から1500円(税別)
くらいの所が多いようです。
※カーディーラー
3000円から7000円(税別)くらい
カーディーラーの場合は油膜除去だけのサービスは行っておらず、
撥水加工とのセットになっている事が殆どです。
料金の違いは撥水コートの種類の違いによるものです。
※カーコート(ボディーコート)業者
15000円(税別)くらいから
カーコーティング業者の場合も、フロントガラスの油膜除去のみという作業は実施していない業者が殆どで、
油膜除去と共に何らかのコーティングを施すようになっています。
中には、ボディーコーティングのオプションとしてのみ
取り扱っている業者もありますので注意が必要です。
フロントガラスに油膜が付く原因と予防法
※フロントガラスに油膜が付く原因
フロントガラスに付着する油膜の原因は様々ですが、
ボディにかけたWAXやコーティングが洗車や雨で溶けて、
ガラスに流れ落ちたり、
走行中は、大気中に車などから排出された油分を含んだ
排気ガスにさらされたり、
雨天時には、油分を含んだ水が路面から跳ね上げられたり、
タイヤによって巻き上げるなどをする事で、
フロントガラスに油膜は付着します。
従って、程度の差はありますが自動車を走行する上で、
フロントガラスへの油膜の付着は避けられない事なのです。
油膜は程度の軽いうちに除去する方が除去作業も楽に済みますので、洗車のついでに取るクセを付けるのが良いかと思います。
※予防方法
油膜が付く原因のところでも書きましたが、
この地球上で自動車を走らせる限りはフロントガラスに
付く油膜を予防する事はできません。
しかし、油膜を除去したフロントガラスに撥水コーティングや
フッ素コーティングを施す事で、油膜を付きにくくしたり、
付いてしまった油膜を落としやすくする事ができますので、
油膜除去後のガラスコーティングはおすすめです。
まとめ
自動車のフロントガラスに付着する油膜を防止する事はできません。
しかし、油膜の汚れが軽いうちは落とすのも楽ですから、
洗車をするたびに油膜を落とす事を忘れないようにしましょう。
更に、
油膜を落としただけでは油膜が付きやすい状態になっていますので、
撥水コーティングや撥水効果のあるウォッシャー液を
タンクに入れるなど、できるだけ油膜の再付着を防ぐ
対策を施しましょう。
なお、雨の日の視界が悪い原因にはフロントガラスの油膜以外にも、
ワイパーのゴムが劣化していることが原因の可能性もありますので、
小まめにワイパーのゴムを点検する事を忘れないようにしましょう。
コメント