症状を緩和する、というのが薬本来の目的ですが、効くはずの
薬の効果がなくなった、という場合も実はあるのです。花粉症の場合もそれはあります。
花粉症の薬が効かないというのはどんなケースがあるのかを
まとめてみました。ぜひご参考になさって下さいね。
花粉症の薬が効かない場合は?
理由は薬の成分とかじゃなくて、外的要因になります。
いくつか挙げてみますね。
花粉の飛散量が急増
敵の数が増え過ぎて今までの薬では戦いづらくなった、と考えて
下さい。
花粉の飛散量って場合によっては10倍とかにもなったりします。
1シーズンでも飛散量の上下はありますね。
面倒ですけど、花粉量によって薬を使い分けるワザも必要です。
でも、いつもの薬が効かないからって慌てないで下さいね。
花粉の量が落ち着いたら薬もちゃんと効くようになりますよ。
黄砂
厄介なのが中国から飛んでくる黄砂です。黄砂が現れると症状は
悪化します。副鼻腔炎などを併発しやすいので注意が必要です。
毎年のことながら、黄砂が飛んで来る度に大気を逆流させて
中国に返してやりたいと思いますよね。
感染症の併発
アレルギー性鼻炎の治療効果を落としてしまう原因の多くが
感染症の併発です。
鼻の粘膜が腫れると自然と口が塞がります。こうなると、外気が
遮断されて菌が大好きな高温多湿の環境になります。
花粉の飛散量の変化がなくて、黄砂も来ていないのに薬の効果が
イマイチ、という場合は感染症の併発が考えられます。
花粉症で強めの薬はどれ?
強めの薬は効果は発揮されますが、強いほど眠気も強いという
側面があるので、使用するタイミングに注意が必要です。
抗ヒスタミン剤(クシャミ、鼻水に効果があるが眠気も引き起こす)
をいくつか挙げてみますね。
かなり眠くなります
●ザジテン
症状の初期段階からアレルギーをコントロールします
●レミカット
肝障害やその既往歴のある人は肝機能異常になるおそれが
あります
●セルテクト
妊婦への投与はおすすめ出来ません
●アレロック
花粉症に大きな効果を発揮します
花粉症の薬の強さの違い(薬別)
上に挙げていますが、の強い順に並べてみますね。
(下にいくほど弱くなります)
・ザジテン
・レミカット
・セルテクト
・アレロック
・ジルテック
・アレジオン
・タリオン
・エバステル
・クラリチン
・アレグラ
「薬品名 購入」で検索するとネットでの購入も可能ですが、用法の注意には、
※運転する人はゼッタイ飲まないで
※妊婦さんはダメ
※肝機能異常のおそれ
など、緊張しちゃうようなコメントが多くあります。
なので、個人の判断でネットで購入して服用ではなく、ちゃんと
お医者さんに相談してから薬を決めてもらって下さいね。
花粉症の改善も大事ですが、間違った薬選びで健康を損なったり
したら本末転倒になっちゃいます。
まとめ
寒い冬が過ぎ去って春の到来を喜ぶのも束の間、寒さの次は
憂鬱な花粉の時期の到来です。
上手に薬を選んで、何とか乗り切って下さいね。
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